「Detroit : Become Human 」 アンドロイドはモノか命か【ネタバレなし】
こんにちは!
今日はDetroit : Become Human について書こうと思います!
Detroit : Become Humanは2018年5月に発売されたフランスのゲーム会社クアンティック・ドリームのアクションアドベンチャーゲームです。このゲームのキャッチコピーは「それは命か、それともモノか」。こういう重いテーマが好きな人はこれだけで震えますよね。
〇あらすじ
舞台は20年後のデトロイト市。その時代ではすでに人間そっくりな人工生命体「アンドロイド」がつくられており、人間の手伝いや労働など"便利な道具"として扱われていた。そんなある日に、家庭用アンドロイドがその所持者である人間を殺害するという事件が起きた。このような自我・感情をもったアンドロイドは”変異体”と呼ばれ、この事件を境に変異体が各地で発生し始める。その変異体のうちの3人「コナー」「カーラ」「マーカス」は各々の想いを胸に、「モノ」として生きるか、「人」として生きるかの葛藤を抱えながら暮らすこととなるが・・・
このようにプレイヤーはアンドロイドを操作し、アンドロイドが受ける様々な理不尽・差別を目の当たりにします。それを経てアンドロイドは人間と”共存”する道を選ぶのか、”対立”する道を選ぶのか。それはあなた次第です。このゲームはマルチエンディングとなっており、プレイヤーの選択で全てが決まります。そこが苦しいところでもあり、すごく面白いところでもあります。僕は続きが気になりすぎて、3日で1周目をクリアしてしまいました。
○ゲームシステム
ゲームシステムは、がっつりアクションというよりは時間以内に選択肢を選ぶQTEがメイン。
しかし、選択によってはキャラが死亡する可能性があるため、独特な緊張感がある(死亡してもゲームは続くが)。また、探索を隅々まですることによって選択肢が増えることもある。
そして、先ほども述べた通り選択肢によって結末が大きく変わる。チャプターごとにフローチャートがあり、自分の選択と世間の選択を比較して見れるのがおもしろい。
〇キャラクター
・コナー
警察のサポート用として開発されたアンドロイド。事件の捜査や犯人の尋問、変異体の捜索など様々な任務をこなす。変異体の関わる事件と関わる中で、自分にも変化が起きていることを薄々感じるようになる。
・カーラ
料理や掃除など生活をサポートするために開発されたアンドロイド。父であるトッドとその娘のアリスに所有されていたが、トッドがアリスに暴力を振るっているところを目撃し、変異体として目覚める。アリスをトッドから守るために、カーラはアリスをつれて家を出て、2人で暮らせるところを求めて旅をすることとなる。
・マーカス
年配の画家であるカールの介護を行っているアンドロイド。カールからは家族として大切に扱われていたが、その息子であるレオとカールの口論に巻き込まれ、止めに入った際に変異体として目覚める。
・ハンク
変異体の捜査を担当しているコナーの相棒。過去にあった事件からアンドロイドのことが嫌い。若い頃はとても優秀な刑事だったが、息子を事故で亡くしてからアルコールに溺れる日々を送っている。
・アリス
カーラのいる家で暮らしていた人見知りな少女。父親のトッドから虐待を受けていたところをカーラに救われ、2人で家を出ることとなる。
・カール
マーカスの所有者。著名な画家であり、とんでもない豪邸に住んでいる。マーカスを実の息子のように可愛がっており、本当の息子であるレオとは不仲である。
○まとめ
このゲーム、ほんとに途中でやめられないです(ラスアスの時も言ってましたが…)。コナーパートでは変異体を追い詰めて処分する、カーラパートでは警察から逃亡する、マーカスパートでは他の変異体と協力する、としっかりと住み分けがされており、それぞれの物語が組み合わさった時、鳥肌が止まらなくなるでしょう。本当に"記憶に残るゲーム"でこのゲームの上に立つゲームは他にないと思います。何十年後かにはもしかしたらこういう時代が来るかもしれないですしね。少しでも気になったという方は是非プレイして見てください!中古のゲームなのでかなり安くできるはずです。
久しぶりの投稿になりましたが、読んでくださった方はありがとうございました!
yamascore : 93
ボリューム : 15時間/1周
ゲーム機 : PS4, PC